保安防災への取り組み
日常業務の中で防災に向けた対応を強化しています。
災害から身を守るために
2011年3月に発生した東日本大震災のような大災害から身を守るためには、平時から準備や心構えを整えておかなければなりません。
ハリマ化成では、2006年から全従業員への帰宅困難者用エマージェンシーキット(防災グッズ)配布や、安否確認システムの導入などを行ってきましたが、東日本大震災の教訓を活かし、保安防災への取り組みを強化しています。
防災用の備蓄品
- エマージェンシーキットをリュック式に変更するなど、内容の充実を図っています。
- 備蓄品として、被災時に最低限必要となる防災用品を配備した上で、拠点ごとの事情に応じた整備を行っています。
- 工場には緊急地震速報装置、非常用発電機の設置を進めています。
エマージェンシーキットの中身
通信手段の確保
災害で被災した拠点の状況を確認する通信手段として、
ボイス・パケット・トランシーバー(V.P.T.)を国内17拠点に設置しました。
V.P.T.は、災害時通信規制の対象外であるため、災害発生直後でも通話が可能です。
V.P.T
災害時安否確認システム
災害発生時に従業員などの安否状況をいち早く確認できるように、2006年度から携帯電話、スマートフォンを活用した安否確認システムを導入しています。また、安否を連絡する返答訓練も繰り返し行っています。
防災訓練
大規模な災害やその二次被害を想定した防災体制を常日頃から整備し、円滑な運用で損傷を最小限に抑えるため、各拠点で教育を行っています。有事の際、現場対応に遅れが無いよう、緊急通報や応急措置などの初期行動に加え、避難や救護についての訓練を定期的に実施しています。 また、各拠点の特徴に応じてより実践的な内容にするため、地元の消防局などと連携し、プログラムを企画しています。