自動制御の誤作動防止に貢献する
ハリマのはんだペースト
ハリマのはんだペースト
今やクルマにあるのが当たり前のエアコン、オーディオ、カーナビ。環境性能が高く評価されている電気自動車や燃料電池車。そして急速に実現しつつある自動運転機能など、近年自動車の電子制御が飛躍的な広がりを見せています。その結果、はんだの使用量が増加し、はんだに対するさまざまな要求が高まることが予想されています。
細部にまではんだ付けができることが特長のはんだペーストは、金属粉末と「フラックス」と呼ばれる物質でできています。フラックスの主成分はロジン。もともとロジンは接合性がよく、はんだ付け後に残渣があっても電気的な信頼性が高いため、一般的によく使用される素材でした。ところが最近、自動車の走行性能を制御する非常に重要な部品では、以前よりも「洗浄後」の信頼性の要求目標が高くなったり、細かい部品が増えたため、優れた洗浄性が求められるようになりました。残渣残りをきれいに洗浄するためには、洗浄溶剤に短時間で溶けやすいロジンが必要です。そこでハリマは溶剤に溶けやすい変性ロジンを開発。この変性技術のおかげで、優れた接合性と洗浄しやすさを両立できるようになりました。
安全性とは、どんなに自動車技術が進歩しても絶対に欠かせないもの。ハリマの技術はドライバーの目に触れない細かな部分から、クルマの安全性を支えています。