ハリマ化成グループ

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[ロジン系UV硬化型インキ用樹脂]
自然の恵みを活かした、
地球に優しい製品開発を目指して

 近年、VOC(Volatile Organic Compounds:揮発性有機化合物)に関する規制が世界的な広がりを見せる中で、印刷インキ業界でもVOC成分を含まない、もしくは使用しない印刷インキが求められています。UV硬化型インキは、インキ中に含まれるモノマー(オリゴマー)成分がUV(紫外線)照射によって架橋反応することで、硬化被膜が得られるインキです。従来の油性インキに比べて、溶剤を使わないことからVOCを発生させることなく、瞬間的な硬化が可能であり、フィルムなどの非吸収基材にも印刷できるなどの優れた特徴を持っています。

 UV 硬化型インキは、顔料、樹脂、溶剤の代わりとなるUVモノマー(オリゴマー)、光重合開始剤から成っており、ハリマの技術は樹脂の部分に活かされています。松から得られるロジンは、顔料との相性がよく、また適度な粘着性を持ち合わせているため、古くから印刷インキ用樹脂の原料として使用されてきました。ハリマにおいても、ロジンフェノール樹脂やロジンエステル樹脂などのロジンを原料とした製品を印刷インキ用樹脂として販売しており、UV硬化型インキ用樹脂にもロジンの優れた機能を活かしています。VOC低減のみならず、バイオマス原料であるロジンを使用することで、石油原料の低減に貢献することができ、モノマーへの優れた溶解性と、適度な印刷適性を兼ね備え、硬化阻害を起こさないことがハリマのロジン系UV硬化型インキ用樹脂の特徴です。さらに、非ロジン系樹脂にはない、フィルム基材への高い密着性を付与することができます。

 UV硬化型インキはその汎用性の高さからさまざまな印刷方式に採用されていますが、原材料の一部が法規制される動きもあります。ハリマは法規制を順守しながら、ロジンの活用技術をより一層レベルアップし、自然の恵みをUV硬化型インキにも活かせるよう製品開発を進めています。