ハリマ化成グループ

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ニッケルろう材ペースト

溶接・ネジ止めいらず!
ステンレスを接合するニッケルろう材ペースト

みなさんは「ステンレス」という言葉から、どんなものを連想されますか? ピカピカのシルバーで、いつまでも錆びない素材を思い浮かべる方が多いのではないでしょうか。ステンレスとは「ステンレス鋼」と呼ばれる合金のこと。頑丈で耐熱性が高く、腐食に強い特徴があり、“錆びない鉄”とも呼ばれます。

まさにイメージどおりの特性を活かし、ステンレスは自動車部品にも使われています。そのひとつが「排気ガス還流システム」の熱交換器。「排気ガス還流システム」とは腐食性の強い排気ガスを一度エンジンに戻し、浄化して窒素酸化物の発生を抑えるもので、高温の排気ガスを冷却するための熱交換器が必要です。

熱交換器は排気ガスの経路と冷却水の経路が交差した、とても複雑なかたちをしています。そのため溶接やネジ止めを使ってつくることができず、ステンレスをニッケル合金で金属的に接合しなくてはなりません。そこでハリマが提供しているのが「ニッケルろう材ペースト」。ステンレスの接合部分に塗って炉内で溶かすと熱交換器の複雑な形状が完成するという、とても重要な役割を果たしています。

自動車の排気ガスを浄化することは身近な大気汚染を軽減するだけでなく、燃費向上になり、地球温暖化防止にもつながります。こうした自動車の環境性能向上の一端を、ハリマの技術が担っています。