ハリマ化成グループ株式会社（代表取締役社長：長谷川吉弘）は、子会社のLAWTER B.V.（オランダ王国、以下「ローター社」）において、三菱商事株式会社が保有する全株式（持株比率2.3％）を高砂香料工業株式会社（代表取締役社長：桝村聡、以下「高砂香料工業」）に譲渡することで3社合意しました。これにより、ローター社は、当社と高砂香料工業との合弁会社となりました。

　当社グループは、松（パイン）から得られるロジン、脂肪酸、テレピン油などを出発原料とするパインケミカル事業を世界１１か国で展開しています。天然樹脂成分であるロジンは、粘接着材用樹脂、印刷インキ用樹脂、製紙用薬品、電子材料などに幅広く活用されています。テレピン油は、香料原料などとして利用されており、ローター社のニュージーランドとアルゼンチンの拠点ではテレピン油およびその誘導体を製造しています。
　今回、香料原料となるテレピン油誘導体の需要家である高砂香料工業がローター社に資本参加することで、当社グループと高砂香料工業の関係が一層強化され、両社のさらなる成長機会になるものと考えております。

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