3月4日、来日されたイェンニー・ニルソン地方開発大臣、マグヌス・ローバック駐日大使と長谷川吉弘ハリマ化成グループ株式会社代表取締役社長がスウェーデン大使館において意見交換を行いました。

　当社はスウェーデンで森林資源を活用したバイオディーゼル燃料を生産するサンパイン社（ピーテオー市）に出資（25％）しており、同時に生産される松やに樹脂（ロジン）の全量を当社子会社のローター社が購入し、欧州地域で印刷インキ樹脂、粘接着剤の原料として活用しています。長谷川社長はニルソン大臣に松をはじめとする針葉樹が持つ化学物質が様々な日用製品に活用されている仕組みや当社グループの活動を紹介しました。

　ニルソン大臣は「スウェーデンと日本は国土の大半を森林に囲まれており同じ環境といえる。森林資源を最大限に活用するサンパインの取り組みは大きなポテンシャルを感じる。両国の、経験と知恵を共に活用し持続可能な社会の実現に向け今後も協力し合いたい」

　「スウェーデンは世界でいち早く化石燃料を使わない国になることを目標としています。これからもハリマとの関係を進めていきたい」と述べられました。

　長谷川社長は「サンパインは50％の生産能力増を計画しており成功させたい。持続可能な社会の構築に向け貴国とパインケミカル（松の化学）事業で強く関われることを大変光栄に思います」と表明しました。

イェンニー・ニルソン地方開発大臣（対面右から二人目）、マグヌス・ローバック駐日大使（左隣）と長谷川社長（手前右から二人目）

【参考資料】
サンパイン社 SunPine AB
所 在 地： スウェーデン・ピーテオー市
代 表 者： Magnus Edin
会社設立： 2006年（2010年稼働開始）
資 本 金： 6.6百万スウェーデン・クローナ
売 上 高： 1,203百万スウェーデン・クローナ（2017年約150億7千万円）
Ｕ Ｒ Ｌ： www.sunpine.se
主な事業の内容：バイオディーゼル用トール脂肪酸およびトールロジンの製造ならびに販売

本件に関するお問い合わせ先
ハリマ化成グループ株式会社　広報グループ
TEL：06-6201-2477
URL：https://www.harima.co.jp/inquiry.php