ハリマ化成グループ

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南寧哈利瑪化工有限公司の開業式について

 ハリマ化成株式会社は、中国広西壮族自治区南寧市で建設中のロジン(松ヤニ)誘導体の生産工場を稼働させ、本日(2007年3月26日)開業式を行いました。開業式には長谷川吉弘社長や関係会社の首脳はじめ中国政府関係者など約150名が出席して、盛大に執り行いました。
ハリマ化成は中国では1994年にインク・塗料用合成樹脂の生産販売拠点として「桂林播磨化成有限公司」(中国広西壮族自治区桂林市)、1997年に製紙用薬品の拠点「杭州杭化播磨造紙化学品有限公司」(浙江省杭州市)を稼働させ、さらに2003年には「杭州播磨電材技術有限公司」(浙江省杭州市)においてIC表面実装用ハンダペーストの生産を開始しています。南寧哈利瑪化工有限公司は中国で4番目の工場となります。
中国は原料となるロジンの世界最大の産出国であるとともに、近年の経済成長にともない、塗料・印刷インク用樹脂、粘接着剤用樹脂、合成ゴム重合用乳化剤、製紙用薬品などロジン誘導体の需要が増加しています。桂林播磨化成有限公司では生産能力を順次引き上げるなど、おう盛な需要に対応してきましたが、同工場はすでにフル稼働の状態で、新工場の建設を進めてきました。
広西壮族自治区はロジンの採取が盛んで、全世界の約20%を生産しています。南寧市は広西壮族自治区の区都で、中国・ASEAN両地域の経済交流の最前線として急速に発展しています。また、ここ数年で大幅に交通インフラは改善し、南部の港まで高速道路を利用して約2時間で結びます。ハリマ化成は原料ロジンの調達、船による製品の搬出などで有利なことから南寧市に新工場の建設を決めました。

新会社の概要(南寧哈利瑪)および南寧市のご説明
会 社 名:南寧哈利瑪化工有限公司(ナンネイ ハリマカコウ)
工場所在地:中国広西壮族自治区南寧市南寧国家経済技術開発区洞嶺路6号(南寧の中心部より南西方向に車で約15分)
代 表 者:総経理 岡田高明(オカダ タカアキ)
資 本 金:600万ドル
出 資 者:ハリマ化成株式会社(95%) 、兵庫県貿易株式会社(5%)
生産品目 :塗料・インク用樹脂、粘接着剤用樹脂など
生 産 量:約6,000トン/年間
売 上 高:約8億円/年間
工場の総面積:23,333m2
主な設備:
 工場棟 鉄骨4階建て 総床面積3,231m2
 事務所棟 鉄骨2階建て 総床面積878m2
 寮・社宅棟 鉄筋4階建て
 その他・・・・・製品倉庫、原料倉庫、ボイラー室、動力室、廃水焼却炉、排水処理設備など
従業員数 :約50名

南寧市について
南寧市 : 中国広西壮族自治区の区都
ベトナムと接する広西壮族自治区は南寧哈利瑪化工有限公司が原料とするロジンの採取が盛んで、全世界の約20%を生産しています。南寧市は2004年に「中国ASEAN博覧会」の開催地に選ばれ、中国、ASEAN両地域の経済交流の最前線として急速に発展しています。また、ここ数年で大幅に交通インフラは改善し、南部の欽州(チンチョウ)や防城港(ファンチョンカン)の港まで、高速道路を利用して約2時間で結びます。

人   口:約660万人(2005年末)
共産党委員会書記:馬 飆 氏
市   長:林 国強 氏
日系企業数:ダイセル化学、王子製紙、イビデンなど
在留邦人数:約40人
アクセス :
交通-広州から約800キロ、高速道路が整備されています。
空港-南寧空港(広州、北京、上海、杭州などより直行便)
大   学:広西大学(日本語学科、1学年平均2クラス)、広西医科大学など7大学
     
出典)南寧市政府、在広州日本総領事館など