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両面基板スルーホール用銅ペースト

両面基板スルーホール用銅ペースト

家電製品を支える基礎技術
世界に数社しかない
スルーホール用銅ペーストを開発

 みなさんはスルーホールという言葉をお聞きになったことがありますか? スルーホールとは、プリント基板に小さな穴をあけ、表面と裏面を電気的に接続する技術で、1m²で実に1万個もつくられることもあります。このスルーホールに欠かせないものが銅めっきですが、大型設備が必要なうえに工程数が多く、大量の廃液が発生するという問題がありました。
 銅めっきの問題を解決するために、ハリマが開発したものが銅ペーストです。銅ペーストとは、銅めっきの代わりに数ミクロンの銅粉を特殊な樹脂に分散させたもの。銅粉には表面が酸化する特性があり、酸化を防ぐために有機物で分厚くコートすると、肝心の電気が流れないという課題があります。この課題を克服するために、銅粉を酸素からしっかり守り、しかも加熱すると銅粉から離れて電気を通す理想的な化合物を探し出し、スルーホール用銅ペーストの開発に成功しました。
 決して容易ではない銅ペースト開発を成功させたのは、世界でも数社だけ。なかでもハリマの銅ペーストは使い勝手と信頼性の高い評価で、世界市場でのシェアを急速に拡大しつつあります。現在、アジア諸国の急速な経済成長とともに、薄型テレビ、エアコン、冷蔵庫など、さまざまな家電製品が広く販売されていますが、その多くにハリマのスルーホール用銅ペーストが活用されているのです。

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